着物で冒険! Part.4
2013年 03月 08日
本日のメイン・イベントでございます~。
この日、Fさんが近くの重森三玲庭園美術館の見学を予約しておいてくださいました!
何となくお名前だけを知っている三玲氏。
数々の有名な枯山水のお庭をつくったことで有名なお方。
わたしは氏のお庭をきちんと拝見したことがないうえ、
枯山水はいまだ???な状態なのですが、
一度、こういうお庭をゆっくりと拝見したいと思っておりました。
14時とはいえ、寒かったこの日はちらちらと小雪が~。
こういう冷たい空気の中での拝見も、また気持ちがきりりとして、
なんだか、びしっとした日本の空気を感じられました。
水が一滴もないのに、波しぶきまで感じられる勢いあるお庭。
ど~ん!って音が聞こえてきそう。
写真はそこそこ上手に撮れているけど、
この迫力と雰囲気は現場でないと感じられません。
こちらは氏のお住まいだったところとお庭、茶室。
お仕事としての庭園ではなく、
三玲氏自身がお好きだったものを、自宅に表現されたのだろうと思います。
桜が2本植わっているそうですが、枯山水には実は不向きだとか。
これは愛妻のお願いを叶えてあげたのだそう。いいね~。
そういうお話をしてくださった方は、こんなステキな紳士でした。
密かに写真撮っちゃった✩
床の三玲氏自らの書。
格式高い「格子天井」と、親交のあったイサム・ノグチ氏がこの邸宅のために作成した照明。
これが昭和初期の日本家屋だなんて。なんてモダンなんでしょう!
説明役の紳士の口からは、「三玲さんのテーマは『永遠のモダン』ということでした」と。
永遠のモダン・・・これを生涯求めた三玲氏が自宅に作った茶室がこちら。
有名なので、この襖絵をご存知の方もおられると思いますが、
実物は本当にすばらしい。
襖絵だけでなく、茶室のあちこちに三玲氏の「大好きなもの」がちりばめられていて、
それを見つけたわたしまでなんだか嬉しくなってしまいました。
佇まいは本格的なお茶室なのに、すべてが日本的なのに
遊び心があって、お茶目で、ちっとも窮屈な感じがしない。
三玲氏という人は、どんな人だったんだろう?
そしてこのお茶室からさきほどのお庭を見ると
今度は奥行を感じる、また違った風情を感じることができました。
この前訪れた、フィンランド展での言葉「生活に対する責任」を思い出しました。
時代も場所もちがうけど、三玲氏もまた
自分が居心地よく、センス良く暮らすための責任を追求した結果、
永遠のモダンを貫くことを決意し、この邸宅を築いたのだろうな~、と。
今のわたしたちは、ものがあふれ、情報もあふれ
一見なんでも出来る時代に暮らしているにも関わらず
「ただなんとなく」暮らしてしまっているところがありますね。
昔の人は、もっともっと不便で、ものも情報もなかったのに
今のわたしがうらやましいくらい豊かに暮らしていたのかも?
その違いは、「自分がどう暮らしたいか?」という意識があるかどうか、
ただそれだけなのかもしれません。
三玲氏には遠く及ばないけど、
もっと素敵に暮らす方法は、もしかしたら意外と身近に見つかるのかも?
そんなことを思いました。
この日、Fさんが近くの重森三玲庭園美術館の見学を予約しておいてくださいました!
何となくお名前だけを知っている三玲氏。
数々の有名な枯山水のお庭をつくったことで有名なお方。
わたしは氏のお庭をきちんと拝見したことがないうえ、
枯山水はいまだ???な状態なのですが、
一度、こういうお庭をゆっくりと拝見したいと思っておりました。
14時とはいえ、寒かったこの日はちらちらと小雪が~。
こういう冷たい空気の中での拝見も、また気持ちがきりりとして、
なんだか、びしっとした日本の空気を感じられました。
水が一滴もないのに、波しぶきまで感じられる勢いあるお庭。
ど~ん!って音が聞こえてきそう。
写真はそこそこ上手に撮れているけど、
この迫力と雰囲気は現場でないと感じられません。
こちらは氏のお住まいだったところとお庭、茶室。
お仕事としての庭園ではなく、
三玲氏自身がお好きだったものを、自宅に表現されたのだろうと思います。
桜が2本植わっているそうですが、枯山水には実は不向きだとか。
これは愛妻のお願いを叶えてあげたのだそう。いいね~。
そういうお話をしてくださった方は、こんなステキな紳士でした。
密かに写真撮っちゃった✩
床の三玲氏自らの書。
格式高い「格子天井」と、親交のあったイサム・ノグチ氏がこの邸宅のために作成した照明。
これが昭和初期の日本家屋だなんて。なんてモダンなんでしょう!
説明役の紳士の口からは、「三玲さんのテーマは『永遠のモダン』ということでした」と。
永遠のモダン・・・これを生涯求めた三玲氏が自宅に作った茶室がこちら。
有名なので、この襖絵をご存知の方もおられると思いますが、
実物は本当にすばらしい。
襖絵だけでなく、茶室のあちこちに三玲氏の「大好きなもの」がちりばめられていて、
それを見つけたわたしまでなんだか嬉しくなってしまいました。
佇まいは本格的なお茶室なのに、すべてが日本的なのに
遊び心があって、お茶目で、ちっとも窮屈な感じがしない。
三玲氏という人は、どんな人だったんだろう?
そしてこのお茶室からさきほどのお庭を見ると
今度は奥行を感じる、また違った風情を感じることができました。
この前訪れた、フィンランド展での言葉「生活に対する責任」を思い出しました。
時代も場所もちがうけど、三玲氏もまた
自分が居心地よく、センス良く暮らすための責任を追求した結果、
永遠のモダンを貫くことを決意し、この邸宅を築いたのだろうな~、と。
今のわたしたちは、ものがあふれ、情報もあふれ
一見なんでも出来る時代に暮らしているにも関わらず
「ただなんとなく」暮らしてしまっているところがありますね。
昔の人は、もっともっと不便で、ものも情報もなかったのに
今のわたしがうらやましいくらい豊かに暮らしていたのかも?
その違いは、「自分がどう暮らしたいか?」という意識があるかどうか、
ただそれだけなのかもしれません。
三玲氏には遠く及ばないけど、
もっと素敵に暮らす方法は、もしかしたら意外と身近に見つかるのかも?
そんなことを思いました。
by kaokaolululu
| 2013-03-08 07:50
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