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イイオンナになるために、日々修行中


by kaokaolululu
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ひとりで着物でぶらぶら美術館

ちょっと前のことですが、記録としてアップしておきます~。

ぽかぽか陽気の金曜日。
お休みをいただいていたので、キモオデ敢行。
ひとりで着物でぶらぶら美術館_b0189343_8262738.jpg

ロングヘア最後の着物だな~。
ひとりで着物でぶらぶら美術館_b0189343_8261329.jpg

ぐぐっと暖かくなったので、春の気分を満喫したくて、
白地にふくら雀の型染め小紋に、
最近ヤフ○クでゲットした、モダンな帯を合わせてみました。
こんなモダンな帯ははじめて手にしたのですが、
いい感じに合いました~。
こういう風に、今までとは違うコーディネートに挑戦したくなるのも
春のおかげかな?

さて、お出かけ先は
神戸の六甲アイランドにありまする「神戸ファッション美術館」。

型絵染 三代澤本寿展を開催しておられ、
なんと、和装だったら入場料が無料なのです~。

ひとりで着物でぶらぶら美術館_b0189343_8264173.jpg

これは入口付近の展示物。
ここの前で記念撮影ができるそうです。

わたしはこの展覧会に来るまで、三代澤本寿さんというお方を知りませんでした。
なので、彼の作品をただ鑑賞するのみだったのですが、
おおらかで、生き生きとした生命力を感じました。

型絵染というのは、とても日本的なものなのですが
三代澤さんのセンスで、無国籍に昇華していっているという感じを受けました。

大胆でモダンで、イキオイのある屏風は、
デザイナーの森英恵さんにも愛用されているそうです。
とても素敵な屏風をつくった三代澤氏もすばらしいですが、
その作品を認め、使っておられたのが森英恵さんというところに
日本人としての誇りを感じてしまいました。

三代澤さんはまた、着物や帯も染めておられます。
柳宗悦氏と民藝活動もされておられ、
その活動に参加されていた三代澤夫人が、氏の作品の着物を着て
講演会などのお手伝いをされていたそうです。

身近なところでは、のれんなども多数染められていて、
今なお、地元松本のお店を飾っているそうです。
このような作家ののれんが日常に溶け込んでいるということは
贅沢でありますが、
こういう風にきちんと使われることも、意味のあることなんだろうな~と思いました。

型絵染展を見に行くので、型染めの着物を着たわたし。

どのような職人さんが染めてくださったかは、わかりませんが、
人の手によるものは、温かみがありますね。
同じ模様でも、色の出具合や、かすれ具合で表情がことなり
それをひとつひとつ見ているだけで、時間があっという間に過ぎ去ります。

手仕事を思うと、普段着として身にまとうことが畏れ多く感じてしまいますが
もったいないから、とタンスにしまいっぱなしは、
もっともっともったいないと思うのです。

この日、春の暖かさを感じ、
この小紋の温かさを感じ、
素敵な一日になりました。
by kaokaolululu | 2013-03-17 13:24 | おでかけ