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イイオンナになるために、日々修行中


by kaokaolululu
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明石へ。

漢方医院に行ったあとは、明石の実家へ。

明石へ。_b0189343_1630252.jpg

まだ夏の海と、空は秋の色。


実家では、父が弱気になっていました。


実家はとあるマンションの一室です。
そこでは老人会が活発で、わたしの親もお世話になっています。
毎週火曜日は体操会。
毎週木曜日はカラオケ会。

月に一度は、老人会のご婦人方が「ちらしずし」を作って
みんなで食べるという会もあります。

父は、そんな会で楽しみつつも、人付き合いがおっくうになったりもしていました。
実家に行ったり、電話の際に数々の愚痴を聞かされるのですが
「でも、おとーさん、近頃そんなありがたい老人会はないよ=。
みなさん、いい人ばっかりで、週に2回もみんなで集まって
おしゃべりするだけでも、人員点呼や安否確認になってええやんか!」と
わたしが言っても
やれ、あの人が文句を言うとか、
やれ、あの人は頼みごとばっかりするとか、
とかく、ひとりのおじさんを疎ましがっていました。

老人会の男女比は1:9くらいで、断然女性陣が多いです。
うるさ型のおじさんとはいえ、貴重な男性陣。
大切にお付き合いをすべしと、娘は思っていたのですが、
だんだん固くなるアタマには、何かとかっちーんとくることがあったようです。

そんなある日。
そのおじさんが入院、手術されたそうです。
病状は年齢の割に大したことには至っておられず、
今順調に回復されているとのことですが、
入院などしていないはずの父の方が、ダメージが強かったようです。

「あのおっちゃん、入院してはんねん。」と電話で言った父の声が
とてもとてもか細くて、びっくりしました。

老人会のご婦人がたは、急に弱った父を心配してくれて
「病院に一緒にいってあげるよ~」とまで言ってくださったとか。
ありがたいことです。
でも、娘のわたしには、あのおじさんの入院がこたえたのだとピンときました。

そこで
「おとーさん、あんなに愚痴ばっかり言ってたけど、おじさんがいなくなって
それがショックなんでしょ?」と言いますと
「そうや!」とキレ気味に言います。
気に食わないところもあるけど、いないと困るし、さみしくてたまらない。
それがまた悔しいのかもしれません。

娘としては
「おとーさんが、ショックだからってへにゃ~っとしてたって、おじさんは良くならない。
それやったら、正直に『あんたがおらへんかったら、さみしくってたまらんから
早く元気になって、また一緒にカラオケしよう』って言ってあげるのが
おじさんには一番の薬なんちゃう?」と言っておきました。


くた~っとなっておりましたが、わたしが帰るころには
なんとか盛り返してきたような気がします。

ひととのお付き合いは、めんどくさいし、難しいですが
そうやって、あちこちぶつかりながら、それでもやっぱり楽しいもんなんですね。





おきてがみ
by kaokaolululu | 2012-09-18 07:29 | ひとりごと