人気ブログランキング | 話題のタグを見る

イイオンナになるために、日々修行中


by kaokaolululu
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

今年も、初釜のお手伝い☆

月曜日の祝日。
ちまたでは成人式でした。

今年もお茶の先生が初釜をされているので
この日は朝からお手伝いに行ってきました。

お手伝いといっても、
正式なお茶事の流れやお作法を知らないワタシ。
自分ひとりでお手伝いができる段階ですらありません。

が、
昨年、アシスタントの先生に
「お手伝いを一度経験していたら、初釜に参加したときに
感動が増しますよ」と言っていただけ、
お手伝いするというよりも
「勉強させていただく」つもりで、行ってきました。

この日は予報どおり寒い朝で、
我が家付近ではうっすらとですが、積雪していました。


雪の初釜ってゆーのも、風情があるのかしらん・・・なんて思っておりましたが、
実際の準備は、屋外での水仕事が多いのでした(涙)。
昨年のことはすーっかり忘れており、
現場であたふたあたふた!

先生や、アシスタントの先生に新年のご挨拶もそこそこに
お手伝いといえるかどうかの準備が始まりました。

待合や路地、お茶室の清掃
記帳場所の準備。(小学校以来、墨をすりました!)
お茶やお道具の準備。
炭の準備。
半東さん、板前さんも加わって、ぴりっとした緊張感がただよいます。

わたしの先生は、本格的なお茶事をすることを目的にされていて
お稽古でも「自分でお茶会を開くために、稽古をしなさい」と
いつも言われます。

お茶会の亭主になるということが、どういうことなのか・・・
入門したてのころは???でしたが
お点前をきちんと覚えることは、基本中の基本としても
お迎えするお客様のために、お道具をそろえて、
(そいで、ここにちょっと遊び心を入れて)
気持ちよく過ごしていただくために、細心の準備をする。
お客さまがお見えになったら、心を込めておもてなしをし
そして、「自分も心から楽しむ」。

こういうことかなー、と思うようになりました。

それは、やっぱり昨年、お手伝いに参加して
先生やお手伝いの方々の働きを見て実感したことです。
こういう「ていねいな心配り」って、日本人ならではのもの。
古臭いかもしれないし、めんどくさい。
でも、やっぱりとっても素敵だと思う。

裏方は、かなり大変だけど(笑)
お茶室から、お客様の笑い声が聞こえてくると
やっぱりうれしい☆

ときおり雪がちらついて、
きん!とした冬の空気の中で、
笑い声を聞く、というのも
またいいものでした。

お茶会よりお茶時の方が正式で、
その分、準備も大変です。
初釜も1回だけとか、
お茶会はするけど、お茶事はしないという先生もおられるとか。
正式なお茶時を何度もされる先生は
あえて厳しい試練を自らに課しておられるのかも知れません。
先生やアシスタントの先生の背中を見て、
教わることが多い一日でした。

わたしは22日に、お客様として参加します。
とっても楽しみです☆
by kaokaolululu | 2011-01-16 15:47 | 茶の道