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イイオンナになるために、日々修行中


by kaokaolululu
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こんなヒトになりたい!

憧れのヒト、それは内海英華師匠。

初めてお目にかかったのは、2008年の5月4日。
桂文珍師匠の独演会でした。

その日、まだ着物を着慣れていないにも関わらず
果敢にも着物で落語会に参上したワタシ。
文珍師匠の落語は、予想通りめっちゃおもしろかったデス。

そのプログラムではじめて目にした「女道楽」という文字。
すみません・・・まったく期待しておりませんでした。

が、現れ出でた英華師匠のあでやかで美しいこと。
確か、黒いお着物に白い帯。帯揚げ・帯締めはまっ紅という
なんとも粋で色っぽいコーディネートに目が釘付けになりました。
歩いてこられるだけで、ぱぁーっと舞台が明るくなって、
お三味線持って、さっとお座布団の上に座りはるときに
ちょっと上前をさばきはった加減が、なんとも色っぽくて・・・


惚れました。




その後の芸のまたまた色っぽいこと。
お三味線の音って、こんなにつやつやしてるんやーって、思いました。
前の席のおばあちゃんふたりは眠ってはったけど、
わたしは英華師匠の一挙手一投足(足はないね)を
食い入るように見てたと思います。

声を張って聴かせる唄があるかと思えば、
ゆったりとしたお姿で、さらりと色っぽくどどいつを・・・。
あー、こんなヒトになりたいなーと思いました。



そんな憧れの方のCDを、入手いたしました。
こんなヒトになりたい!_b0189343_11465628.jpg



拝聴いたしまして、
落語好きと言っていたけど、お囃子のことはぜんぜん知らんかった・・・と。
落語会でよく聞く、二番太鼓すらよく知りませんでした。反省。

お囃子ってすごいです。
お三味線もすごいけど、笛や太鼓のなんと粋なことでしょう!
まるでJAZZのトリオを聴いているようです。

各お師匠の出囃子なんて、これだけで十分なエンターテイメントですね。
それぞれの特徴をよくぞここまで表現してあるなーと感心しきり。
5代目文枝師匠はやわらかい雰囲気。
6代目松鶴師匠の出囃子は、ビッグバンドのような豪快さ。
ほんま、すごいわー。

英華師匠のお三味線も色っぽくて、すんばらしーです。
これに太鼓や笛が加わると、これまた絶品ですね。
笛は、そののびやかな音色でお囃子全体を引き締めもし、
ゆるやかに裏で響くオブリガードでは、またちがった風情をかもし出しています。
太鼓はベースとドラムを兼ねているようですが、
時には「船」や「雪」などの情緒ある景色を思い出させる効果音の役目も。

女道楽っていうのは、花柳界の方などクロウトさんをもうならせる芸であるとか。
昔の日本人は今のワタシらとちがって、芸事にも通じてた。
粋のレベルがぐーっと高かったに違いない。
とにもかくにも、色っぽい。

わたしもいつの日か、こんな風に色っぽいヒトになりたいなー。
こんなヒトになりたい!_b0189343_12153335.jpg






えーっと、ブログを始めて半年足らず。
今回の記事で100個めとなりましたー!
by kaokaolululu | 2009-10-11 12:17 | ひとりごと